· ドラマ スタートアップ

観てきたスタートアップ系ドラマ

自分が長年スタートアップの世界で働いているせいか、スタートアップを題材にしたドラマや映画を見つけるとついつい観てしまう。 実在の会社をモデルにしたものから完全フィクションまで、国もアメリカ・中国・韓国・スウェーデン・タイと様々。 今までに観てきた作品をまとめてみた。順番は古い順。

シリコンバレー (2014年〜2019年 / アメリカ)

SiliconValley

HBO制作のコメディドラマ。全6シーズン。 データ圧縮アルゴリズムを開発したエンジニアがPied Piperというスタートアップを立ち上げて、シリコンバレーで奮闘する話。 エンジニアあるあるのネタが豊富で、エンジニアなら誰でも一度はクスッとできるはず。 個人的にはこのジャンルの最高傑作だと思っている。シーズン1から最終回まで何度も観てる。

スタートアップ (2016年〜2018年 / アメリカ)

STARTUP

Crackleで配信されてた全3シーズンのドラマ。 マイアミを舞台に、デジタル通貨「GenCoin」を立ち上げようとする若者たちと、それを取り巻くマフィア、FBIなどが絡んでいくクライムスリラー。 シリコンバレーとは違ってかなりダークで、暗号通貨周りの描写は荒っぽいけど、ストーリーは引き込まれる。

创业时代 (2018年 / 中国)

创业时代

中国のWeChat風メッセージアプリ「魔晶」を作るエンジニアの話。 コードを書くシーンや投資家とのやり取りなど、中国スタートアップシーンの空気が伝わってくる。 中国のIT業界がどれだけスピード感を持って動いているのか、ドラマ越しでも感じ取れる作品。 中国語のタイトルそのまま「創業時代」。

スタートアップ:夢の扉 (2020年 / 韓国)

スタートアップ:夢の扉

韓国のNetflixドラマ。ペ・スジ主演。 韓国版シリコンバレーと言われている板橋(パンギョ)のテックバレーが舞台。 恋愛要素強めだけど、AIスタートアップを立ち上げるまでの過程やピッチコンテスト、VCとの駆け引きなど、起業のリアルな部分もちゃんと描かれている。 韓国でこの手のドラマがちゃんと作られているのが意外で新鮮だった。

スーパーパンプト (2022年 / アメリカ)

Super Pumped

Uberの創業者トラビス・カラニックを主人公にしたノンフィクション系ドラマ。 ジョセフ・ゴードン=レヴィットがカラニックを演じてて、あの強引で攻撃的な経営スタイルがリアルに再現されている。 “成長のためなら何でもやる"というシリコンバレー的価値観の光と闇の両方が描かれていて、観てて結構考えさせられる。

ザ・プレイリスト (2022年 / スウェーデン)

ザ・プレイリスト

Spotifyの誕生秘話。Netflixの全6話。 同じ出来事を「創業者」「レーベル」「エンジニア」「アーティスト」「弁護士」「投資家」と立場の違う6人それぞれの視点で描く構成が面白い。 特にエンジニア視点の回は、低レイテンシで音楽配信を実現するための技術的な苦労が描かれていて、エンジニアなら絶対響くやつ。

WeCrashed (2022年 / アメリカ)

WeCrashed

WeWorkとアダム・ニューマンの栄光と転落を描いたApple TV+のドラマ。 ジャレッド・レト主演。 470億ドルの評価額が一瞬で吹き飛んだあの事件をリアルに描いている。 カリスマ創業者の暴走をどこまで許すのか、ガバナンスの大事さを痛感する作品。

マッド・ユニコーン (2025年 / タイ)

マッド・ユニコーン

タイのFlash Expressをモデルにしたドラマ。Netflix。 東南アジアでユニコーン企業を作り上げるまでの泥臭い闘いがしっかり描かれている。 シリコンバレー的な華やかさはなく、地べたを這うようにライバルや大手物流会社と戦っていく感じがリアル。 東南アジアのスタートアップシーンに興味がある人なら絶対ハマる。

まとめ

どの作品もそれぞれの国のスタートアップ文化や時代背景が出ていて面白い。 アメリカは資金調達とスケールの話、中国はスピードと規模感、韓国はピッチコンテスト文化、スウェーデンは技術へのこだわり、タイは現場の泥臭さ、と特色がはっきり分かれている。

共通しているのは、結局のところ「人」のドラマだということ。 創業者の執念、仲間との衝突、投資家との駆け引き、そして成功か破滅か。 自分もスタートアップで働いていると、ドラマの中の出来事が他人事じゃなく感じる瞬間が多々ある。

おすすめのスタートアップドラマがあったらぜひ教えてほしい。